山の中に車を駐車しておくと、次のような不満が出てきました。
- 春、カラマツの芽吹きとともに車にヤニが降ってくる。これはなかなか落ちません。
- 秋、カラマツの落ち葉、その他の落ち葉、クリのイガが雪のように降ってきます。
- 冬の朝、雪が積もってこれを落としてからじゃないと出発できない。いそがしいのに。
- 通年、ジープの幌から雨漏りがして、中がびしょぬれ。車に問題あり。
これを解消すべく、できるだけローコストでカーポートを作ることを決心したのであります。
メインの材料はカラマツの丸太で
とある伐採現場で直径15㎝内外のカラマツが大量に出た時がありました。
肉体労働の対価として、この丸太を頂きました。駐車場にダンプアップされてとても邪魔になっているところです。
奥に見えるのは枕木で作った自転車置き場ですが、この記事はまた今度。この場所にカーポートを作りたいので自転車置き場は移動しました。
参考記事>>自転車置き場を枕木でDIYしたよ
丸太の皮むきは大変
丸太は、皮をむかないと間に虫が入ってしまうので皮むき器でガリガリむいていきます。
節はグレンスフォシュの手斧で落としていきます。
きれいにむくには、このサイズで1本1時間はかかるでしょう。私は朝、出勤前の15分を運動を兼ねてむきました。
全部で18本。1か月くらいかかりましたねー。
カラマツの樹皮にはちいさなトゲが無数にありますので、素手で触るとチクチクするよ。
基礎の束石を設置
フェンスブロックで束石にします。
四角い穴の開いた高さ350ミリのものを使用。
1つ800円を9か所設置します。400ミリくらい穴を掘って、100ミリは砕石。枕木で突き固めて高さをすべて一定に設置します。
高さは半透明のビニールホースに水を入れて計測。暫定的に水平の基準を作って、そこからの高さを一定にするとすべて水平になります。
9か所のすべてを直角に設置するには三平方の定理を使用します。
a二乗+b二乗=c二乗
ですね。四角く基礎をおいて、その対角線が全部同じ長さなら直角になっているわけです。
50ミリくらい地上に突き出すように埋め戻して完了。
設計図に従って精密にカット
ウソです。
最初はのこぎりとノミなどで正確にカットしようとしたのですが、一か所に対して1時間以上かかりそうでしたので
リョービES2500 チェンソー
でカット。これも出勤前にやって1か月くらいかかってしまいました。チェンソーでは大雑把にしか切れませんねー。
仮組してウインチで建前
鳥居型に組んだ丸太をジープのウインチと滑車を使って立ち上げます。
こんな時はユニックなんかがあると便利ですよね。
三脚を組んでチェーンブロックでもできると思います。
フェンスブロックには四角い穴が開いていますので、丸太の下に四角い突起を加工してずれるのを防止しています。
立ち上がったら仮の支柱で固定します。
横に通し丸太を固定する
細めの丸太を通してボルトナットで固定。
それぞれの丸太の固定方法はこんな感じです。
チェンソーを突っ込み切りして四角い穴をあけて、
オスの方をチェンソーで四角く加工し、建築用の金物で引っ張り合っています。
これでひとまず倒れなくなったので、作業中断。冬から皮むきを始めて夏、もうアナベルが咲いていますねー。
次はお金をかけて角材をそろえなくてはなりませんので、お小遣いがたまるまで待っててね。
参考記事>>チェーンソーで突っ込み切りをする方法
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