えーっと、まだ御柱祭をやっている、八ケ岳山ろくの限界集落です・・
地区の小宮祭は、10月9日(日)に行われますが、その日まで毎週のように地区の行事があるんです。
台風一過の天気のいい日曜日、おんばしらを引っ張る綱(つな)を打ってきました。
わら縄を編んで綱にします
太い綱を編むのには、わらでできた縄を使います。
軽トラックの荷台に大量に乗っています(笑)
この縄は市販品ですが、長さはみんなマチマチ。一度全部引っ張り出して、同じ長さに切りそろえます。
引っ張り出す際、留めている縄の結び目が上になるように玉を置き引っ張り出さないと、うまくするすると出てきません。正しい方向があります。
引っ張り出した12本の縄をアメリカンレーキで整え、スズランテープでまとめておきます。
これを3本作り、それぞれ色違いのスズランテープでとめておきます。
色が違うのは、わかりやすくするためです。
よいとーまーけー
伸ばしたそれぞれの3本(ストランド)をみんなで持ち、よりを入れていきます。
上を見て、時計回りによっていきます。
先端は、風車のような場所にくっついていて、反時計回りに回しながら、ミツマタを下に進めていきます。
すると、ストランドがよりあって、綱となっていんです。
よいとーまーけー、ヨイサ
と、掛け声がかかります。
この辺まで行ったところで中断。
ヘビ口(アイスプライス)を作ります。
御柱の進行方向右側は、おんな綱で、こちらにはヘビ口が付くんです。
一度戻して、ストランドをばらし、戻した縄と一緒に編み込んでいきます。
戻したストランドの切り口をずらし、編み込む部分が少しづつ細くなるように、テーパー状になるように編み込みます。
綱のいちばん後方は、風車が3つあって、それぞれのストランドによりを入れ続けます。
車山が見える爽やかな天気の中、あと少しで終わりです。
約90戸の集落には長すぎる綱ですので、半分に切って片方はおとこ綱となります。
御柱の左側です。
おとこ綱には、藁ボッチのようなような飾りがつきます。
完成、お祭りは再来週です
今日は天狗岳(2646m)も気持ちよく見えます。
直径約10センチの綱が完成しました。
5月におこなわれた諏訪大社上社の御柱では、わら縄のほかに、フジづるの根っこも一緒に編み込んでいきますが、小宮の御柱はわら縄だけですので、見た目もきれいです。
再来週のお祭りまで、あと少し。
これで、おんばしら年のムラの共同作業は、ひと段落つきます・・・
こちらもおすすめ>>ロープの編み方 犬のリードを手作りする
コメント