うちの横に積んだ薪がなくなってきたので、割ったまま山積みにしてあった薪を運搬しました。
「あれ、カビが生えてる」
今年は暖冬だったせいか、薪の木口にカビが生えていました。
茅野市は割と湿度が低いのであまりカビははえないんですが・・
カビが生えても薪として使えないことはないですが、やっぱり苦労して作った薪はキレイに保管したいものです。今回は薪の保管方法について考えてみたいと思います。
生分解性のチェンオイルは?
よく言われることですが、生分解性のチェンオイルを使うとカビが生えやすいです。
鉱物油のチェンオイルの方が生えません。しかし、そのオイルは地面に垂れ流し。
オイルの消費量=地面にしみ込んだ量
なのです。
我が家は諏訪湖の上流部に位置しています。諏訪湖からは天竜川が流れ出て、下流域までおおくの市町村があり、おおくの人々が暮らしています。
我が家も、井戸を掘って、その水をそのまま飲んでいます。
ですので、なるべく、というかほとんどチェンオイルは生分解性を使っています。海外では法律で規定しているところもあるとか。
少々カビが生えたって、ガマン。でも、保管方法によってはカビは生えにくくできます。
いちばんは薪小屋かな
ガソリンはガソリンタンクに。灯油はポリタンクに。今はガソリンスタンドで燃料を買うのもチョット大変ですね。
じゃあ、薪は?
やっぱり小屋が必要ですね。カラマツの皮をむいて、DIYで作りましたよ。
屋根はポリカ波板の透明で、太陽光による乾燥をねらっています。
また、壁は板をすのこ状にはって、空気の流れでも乾燥が進むように作ってあります。中に積む薪も、あまり密に積まないようにしています。
やっぱり木口がきれいですねー。
しかし、この小屋に入らないときは・・・
野積みにする方法
山積みにしてある薪より、積んだ方が乾燥しやすいです。
安定のいい薪を両サイドに交互に積んでいき、まん中は普通に積んでいきます。私は一番下に角材を入れていますが、一番下の薪はやっぱり湿っぽいですね。
グリーンのシートで屋根をかけていますが、あまり乾燥は進みませんね。
この薪は、薪小屋の薪がなくなったらそちらに移動し、もう1年乾燥されます。
薪づくりの作業場の保管方法
いままでは、作業するときにはそのまま雨ざらしにしていました。
すると、いざ薪を積み上げたい日に湿っていたり、雪が降った後凍り付いたり、夏にはカビが生えたりしてしまいました。
これを解消するために、立ち木を利用してタープを張ってみました。
ブルーシートは災害の現場や工事現場みたいでいただけませんねー。
同じ素材でグリーンのシートがあることを知り、これで屋根をかけました。値段はブルーシートより少し高いですが、毎日目にする場所なのでこれがいいです。
これらのシートは紫外線に弱く、3年も使っていると雨漏りしてきます。
しかし、何もないよりも乾燥が進むのでこの下に割った薪をどんどん放り投げていくのです。
実は、今回のカビた薪はこの山のものなんです。新たに積み上げるスペースがなくってここから直接運んで使っていたらカビが生えてきてしまいました。
そろそろシートを新しいものにかえなければいけませんね。
こちらもおすすめ>>グリーンシートでタープを張る 薪割り作業場のシートの張り替え
軒下やテラスにはログラックがあると楽チン
薪小屋や薪の山から、うちの近くまで運んで、ログラックに積んでおけば、使いたいときにすぐに取りに行けますね。
市販のログラックは、簡単に組み立てられて、薪の乾燥にもいいと思います。
DIYでログラックを作る
一番最終的な薪の保管場所は、薪ストーブの横ですね。このスペースに入るログラックを長年探していました。しかしちょうどいいのがなかなかなくって、自分で作ることにしました。
といっても、13ミリの鉄筋棒を曲げただけですが。艶消しブラックで塗装してできあがり。
簡単ですが使い勝手はよくって気に入っています。
扉を開けたときに当たらないのがミソ。丸1日家にいるときはこの量で1日分です。
こちらもおすすめ>>コロ薪の保管方法を考える 結局DIYでコンテナを作ったよ
コメント