山椒の木ですりこぎを作る 雑木の有効利用【その1】

山椒のすりこぎ DIY
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山の中には、たくさんの種類の樹木があります。

伐採作業の時、

薪になる木とか、お金になる木は、

極力搬出されるんですが、そのほかの樹木は、切ったまま放置されることが多いです。

今回の伐採現場は、河川の工事のために道を開けるための伐採で、できるだけ大きな木を切らないように、藪のようなところを切り進めるものでした。

この中に、山椒の老木があったのです。

山椒の木は、藪の中に多いです

藪の伐採

ここに道をあけるために、藪を切っていると、この中に山椒の木がありました。

木の芽
花が咲いた後、スパイスの実がなります

芽吹いていれば、その独特の葉っぱの香りで、

木の芽

として、料理にも使いますね。キアゲハの食草としても知られています。子供のころ、飼っていたアゲハ蝶の幼虫のにおいを思い出すので、私は苦手なんです(あの、オレンジのツノのにおい)。

すりこぎにするには、水を吸っていない冬に伐採したほうがいいでしょう。

若い山椒の木は、トゲが鋭いですが、今回入手したのはかなりの老齢。

トゲがすっかり丸くなって、ごつごつとした風格が漂っています。

人間も一緒ですよね。

山椒の木を切る

この、曲がった部分ですりこぎを作ってみたいと思います。

大まかに、ナタやノコギリで削ります

ナタで荒削り。

この時点で、いい香りがしてきました。

高級なすりこぎに、山椒が使われているのがなぜなのか、わかりますね。

紙やすりやサンダーで仕上げます

紙やすりですりこぎを仕上げる

こんな、台の付いた紙やすりや、

ダイソーのディスクペーパー

ダイソーのディスクペーパーを、グラインダーに付けて仕上げます。

消耗品が100円って、ありがたいですねー。200円で、金属用も売っています。

ボッシュのサンダーで仕上げる

こんな用途の時、ボッシュのサンダー

ボッシュディスクグラインダー GWS7-100E 無段変速

は、無段階変速が付いていますので、低速で回転させると使いやすいです。

参考記事>>ドラム缶でバーベキューコンロを作る ボッシュのサンダーで簡単DIY

穴をあけて、シュロ縄でヒモを付けて完成

ボッシュのインパクトドライバーで穴あけ

持ち手の方に、こちらもボッシュのインパクトドライバーで穴あけ。

ぶら下げられるように、シュロ縄を付ければ完成。

山椒のすりこぎ完成

すりこぎとしては、曲がっていないものの方が使いやすいでしょう。

ただ、山のおみやげ屋さんなんかには、こぶのあるものや、曲がったものなど、面白い形のものの方が、高価で売られています。

キッチンにぶら下げて、ナチュラルなオブジェとしてもいいかもしれません。

このすりこぎで、木の芽をすりつぶして、

木の芽みそ

を作って、ふろふき大根に付けていただけば、これはもう料亭の味ですよ。

こちらもおすすめ>>ハンマーの柄をグミの木で作る 雑木の有効利用【その2】

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