一人旅をしていた青年から、うれしい贈り物が届いた

たくさんの海産物 田舎暮らし
たくさんの海産物
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きのう、宅配便の不在通知がポストに入っていました。

最近、衝動的に、ネットでポチることが多いので、

はて?なんかポチったっけ?

よく見てみると、クール便の荷物。全く覚えがありません。

じつは・・

先日、一人旅の青年が我が家におとずれ、若いころの自分を見るようで、放っておけなかったので、すこし一緒にドライブをしたんです。

参考記事>>原田マハの小説【生きるぼくら】を読んで、どうしても御射鹿池に行きたかった青年のはなし

なんと、そのお礼として、たくさんの海産物を送ってきてくれたのです。

一人旅はいいよね

和歌山の干物
和歌山の干物

贈り物の中身は、山国の信州ではなかなか手に入らない、海産物やミカン。

和歌山にすむ青年が、すこしのドライブのお礼に、たくさん送ってくれました。

そんな、かえって申し訳ないな。

金額にしても、かなりの値段になるはずです(クール便代も)。

おじさんは、若いころの自分のを見るようで、放っておけなかっただけなんです。

わたしも、登山のためによくキャンプをしました。

ステーションビバークといって、無人駅の駅舎に勝手に野宿もしました。

バイクで東北一周もしました。

みちのく一人旅を口ずさみながら、相馬市の灯台の下で勝手にキャンプしたり。

その延長で、いま、山暮らしをしています。

若者だけが、こんなことをできるんですよね。

いい年こいたおっさんには、もう許されないことなんです。

青年クマコウ君のそのあと

お礼の手紙
お礼の手紙

贈り物の中には、手紙が添えられていました。

許可を得ましたので、引用させていただきます。

拝啓

桜は花を落とし、青々とした葉を茂らせています。

さて、先日は無謀にも野宿を敢行しようとした私を助けていただきありがとうございました。

実は翌日、三重にて貴重な経験をすることができました。

これは、あの日、御射鹿池と駅付近のネカフェまで連れて行ってくださったおかげです。

もっと言えば、駅と駅の中間地点に泊ったことで、電車に1本乗り遅れ、行き先を富山から三重に変更できたおかげです。

私は本当に運が良かったです。いろんな奇跡が重なりました。

そして、あの日の出来事は今でも私の心に残っており、目を閉じれば昨日のことのように思い出します。今も暖かい気持ちになりました。

本当にありがとうございました。

少しですが、祖父母とおじさんたちが作った和歌山の干物です。食べやすくておいしいので是非食べてみてください。

クマコウより

さすがは、小説を読んで一人旅をする青年。

文学的な手紙に、感動してしまいました。

三重県で経験した、奇跡的な経験のことが気になり、お礼のメールにて質問。

返信のメールから引用。

よかったです。贅沢なことに僕たちは魚やみかんを頻繁に食べさせていただける環境なので、ぜひ、普段食べていない方に食べてもらうのが、いいかなと思ったので、気は使っておりません。

むしろ、祖父母たちもいろんな人たちに食べてもらいたそうでした。和歌山県産の梅酢だけで漬けており、本当に食べやすいので、ぜひ。


あのあと、三重県の山奥にて、親切な方に家に泊めさせていただくという貴重な経験がありました。ご飯もいただき、翌日、町内周遊もしてくれ、自分の足だけじゃいけないところまで連れて行ってもらうことができました。

もちろん警戒心は怠りませんでしたが、おそらく詐欺、誘拐などの感じではなかったとおもいます。

色んな話もできて、楽しかったんです。これらがあのあとの貴重な経験です。


ブログに書いてもらって、問題ありません。

文学青年の、おじいさん、おばあさんが丹精込めて作った、和歌山県産の梅酢だけで作った海の幸、

大変おいしかったです。ごちそうさまでした。

なによりも、気持ちがうれしかったです。

自分の一人旅も振り返ってみると、苦労した旅ほど忘れることのできない思い出となっています。

青年の今回の旅も、一生忘れることがないかもしれません。

本人は意識しないかもしれませんが、青年のこれからの人生に、多大な影響を与えてしまうことでしょう。

おいしかったです
おいしかったです

熊野古道にも、死ぬ前にもう1度行きたいな~。

今夜はごちそう
今夜はごちそう

頂いた干物と、自家製シイタケの炊き込みご飯に茶わん蒸し。

ごちそうとなりました。

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