今回の現場は、隣との境に植えたモミの木の剪定です。
このモミの木を植えたのは、近所の某植木屋さんでありますが、植える際に、
モミは大きくなるよ
とか、
枝が伸びるから、あんまり境界ぎりぎりに植えてはあとあと大変だよ
などと、アドバイスをしないのは、プロとして
どうなんでしょう?
と思うんですが、今となっては仕方ありません。お隣さんとの関係が気まずくなる前に剪定をすることになりました。
作業スペースがないよ
植木屋さんの剪定というと、普通はこんな脚立に、足袋をはいた職人がくわえたばこでやっているイメージです。
この三脚は、植木が混んでいる所でも使いやすく、安定もいいんです。
しかし、木の周りにはそれなりのスペースが必要なんです。
今回の現場はというと、
右側が依頼主の土地。左のカーポートはお隣さん。
誰だ!こんなにギリギリに植えたのはー。
依頼主の敷地はおそらく1000坪以上もある大豪邸。あと2メートルバックして植えても何の影響もないんです。
このモミは、
プンゲンストウヒ・ホプシー
です。植えたときは1株3万円以上はしたはずです。でかいですもん。
それが50本。きっちきちに植わっています。
たくさん植えとけよ、儲かるから。
イエーイ!
仕方がないので高枝切りばさみ、ムサシキャッチ君Jrで切る
今回、この剪定のために購入したのは、
ムサシ高枝切ばさみ キャッチ君Jr。
昔使った、普通の高枝切りばさみの印象が良くなくて、今回、ロープ式のものを選んでみました。
キャッチ機能は特に必要はなかったんですが、外そうと思えば外せそうです。
のこぎりも付けられます。
ほとんどの枝を切ることができました
モミの木の剪定で気を付けたいのは、モミはあんまり枝が芽吹いてこないことです。
垣根によく植えられる、イチイなんかですと、切ったところから新しい枝が出てきて段々と、枝が混んでくるんですが、モミの木は、すいていく一方です。
ですので、邪魔な枝のみを少しずつすいていくんです。
境界に植えるくらいですから、目隠しとして植えたんでしょう。その役割は残しておきたいですもんね。
枝先は、割と柔らかいので、難なく切ることができました。
枝にひっかけて、ロープを引っ張るだけです。枝が刃先に入れば、ほとんど一発で切れます。
枝を根元から切る場合は、のこぎりでいけます。逆に、のこぎりでは柔らかい枝先を切ることはできません。
のこぎりの場合は、キレイに切れませんので注意が必要です。
向こう側がみえるようになりました。
脚立を置いて、ぐるぐる回って切るよりは簡単に終わりました。ただ、一日中やっていると、結構疲れますね。
これでしばらくは様子を見てみたいとおもいます。
モミを植える前に>>台風で倒れやすい樹木 危険な木ワースト5
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