10月の18日には、八ケ岳が初冠雪しました。
今日、11月4日、県道から見える
天狗の奥庭
に、霧氷が付いていました。この時の気温はマイナス1度。
完全に冬です。
参考記事>>富士見パノラマリゾートの雲海テラスに早起きして行ってきたよ 八ケ岳は初冠雪
洗濯物はフリーズドライに
信州の高冷地、八ケ岳のふもとの街
茅野市
の標高は、一番低そうな茅野駅で、790メートル。
私の住むあたりで、1200メートル。
夏は涼しく、軽井沢と並んで、高級な別荘地もたくさんあります。
雪はそんなに降りませんが、冬はすべてが凍り付く高冷地。
寒くなってくると、洗濯物は、乾きません。凍るのみです。
コインランドリーも、またもう一軒出来ました。儲かるようです。
でも、私はもうコインランドリーで散財しません。薪ストーブの季節になったから。
昔から伝わる、【凍み】の文化
寒天はフリーズドライ
茅野市は、昔から寒天の製造が盛んでした。
いまでは、寒天というと、
の本社のある、伊那市のほうが有名です。
伊那市にある、かんてんぱぱガーデンは、広大な工場の敷地に素敵なガーデンが作られてあって、入場無料。庭好きなら一度は訪れたいガーデン。シーズンには多くの観光客でにぎわっています。
一方の茅野市、寒天産業はぱっとしません。伊那市より寒いのに!
寒天は、テングサを大きな窯で薪で焚いて、ところてんを作り、それを、稲刈りの終わった田んぼに天日干しして作ります。
その過程で、凍って、乾燥してを繰り返し、作られるんです。
フリーズドライですね。
しみ大根
わが集落には、昔から
しみ大根
なるものがあります。
大根を輪切りにし、一度茹で、真ん中に穴をあけてひもを通してから、天日干しします。
これも、冬の厳しい寒さで凍って乾燥させたフリーズドライの保存食です。
水で戻してから、煮物の具などにする、素朴な田舎の料理です。
凍り豆腐
一般的に、凍り豆腐よりも
高野豆腐
のほうが有名ですが、これもフリーズドライの保存食ですね。
昔はわが集落にもたくさんの豆腐屋さんがあったそうですが、今は一軒残っているのみです。
渋ガキをたくさんもらったので干してみました
干し柿の作り方を、妻がおばあちゃんたちから聞いてきました。
まず、皮をむきます。
カキは、タコ糸などで巻き結びで縛っていきます。
左のわっかを上にずらして
この中に、カキのへたを入れて左右に引っ張ります。へたがなくなった場合は、穴をあけて。
こういった作業をするとき、テーブルの上にラップを敷くといいですね。
これを、フリーズドライさせると、おいしい干し柿になるそうです。
乾いてきたら、途中でよくもむこと、わらを敷き詰めた箱の中に保存することなど、知らないことを妻が地元のおばあちゃんたちに聞いてきて、
凍み
の文化が、また一つ継承されました。
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