チェンソーのチェンオイルに、大澤ワックス株式会社の
BOLL生分解性チェンオイル
を使っているんですが、先日凍ってしまってましたので、メーカーに問い合わせてみました。
このオイルをつかっている理由は、
近所のスーパーマーケット
で、安く売っているからでした。
参考記事>>明日も玉切りしたいので、チェンオイルをスーパーマーケットに買いに行く
色が変わってから凍るようになりました
4リットルという内容量と、そのままチェンソーに補給できるコックが気に入って、ずっとこちらのオイルを使っています。
手前が新しく購入したオイル、奥が以前からの残りです。
雪の上にオイルがこぼれてしまっていますが、色が、奥の方はブルーで、手前が茶色っぽいんです。
新しいほうは、横にしてもまったく出てきません。
保存状態は両方一緒で、屋外で保存。
最近の最低気温は、氷点下15℃でした。
メールで問い合わせてみる
大澤ワックス株式会社のホームページに、問い合わせフォームがありましたので問い合わせてみました。
いつも、御社の製品生分解性チェンオイルBC4Kをつかわさせていただいております。
先日、近所のスーパーマーケットで購入したさい、色が変わったと思い購入(以前はブルー、新しいほうは茶色)、屋外に保存していました。
使用途中品がなくなりそうでしたので、先日購入したオイルを使おうとしたところ、凍ってしまったのか、オイルが出てきませんでした。
いままで、低気温下で、硬くなることはありましたが、全く粘性がなくなることはありませんでした。
これでは、機械に入れることができないばかりか、残ったオイルがチェンソーの中で凍ってしまう恐れがあります。
室内で温めると一時的に柔らかくなりますが、一晩外に置いておくと(氷点下5℃くらい)固化してしまいます。
色が変わった際に、成分の変更があったのか、それとも購入したものが特別不良だったのか、問い合わせさせていただきます。
現在は他メーカーのものを使っていて、チェンソー自体には不具合はありません。
私のメールより
こちらのメールを送ったところ、早速回答を頂きました。
この度は、お問い合わせいただきましてありがとうございました。
ご回答が遅くなり申し訳ございません。
生分解性チェーンソーオイルにつきまして、2019年12月より仕様変更をいたしました。
ご明察の通り、色目変更に伴い成分の変更がございます。
大澤ワックス株式会社のメールより
変更前 | 変更後 | |
原料 | 化学合成油 | 植物由来100% |
粘度 | ISO VG56 | ISO VG38 |
流動点 | -20℃ | -7.5℃ |
気温が-7.5℃を下回ると固まりますが、溶ければ使用可能となり、品質上問題はございません。
なお、残ったオイルにつきましてオイルタンクの中に保管しておくことは密閉されておらず、オイルが劣化する可能性があるため推奨をしておりません。
お手数おかけしますが使い切っていただくか、オイルを抜いていただきますようお願いいたします。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお申し付けください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
大澤ワックス株式会社のメールより
年始に送った問い合わせでしたが、回答メールはすぐに送られてきて、好感が持てました(マーカーは筆者による)。
回答をまとめてみますと、
- 2019年12月より色が変わった
- それに伴い成分が変わった
- 流動点がマイナス20℃からマイナス7.5℃に変わった
この中でわたし的に気になったのが、
流動点マイナス7.5℃
というところで、わが寒山では、マイナス15℃まで下がりますので、
冬は使えないです!
暖かくなったら使います
さらに気になるのは、
オイルを使い切る、もしくは抜き取る
というところです。
これは、チェンソーのトリセツにも書いてありますし、どんなチェンオイルのトリセツにも書いてある、
常識=そんなの当たり前じゃん的
な事のようですが、毎日のようにチェンソーを使っているときには、
オイルを抜き取ることはメンドクサイので、やってません!
さらに、チェンソーのオイルポンプ交換などで分解してみると、タンクのオイルを抜き取ったところで、すべての経路のオイルが抜けることは構造上、不可能かと思うんです。
残念ながら、購入したチェンオイルは、
暖かくなるまで使えない
ということがわかりました。
ストーブで温めれば、柔らかくなりますが、毎回こんなことはしてられません。
冬に凍らない、生分解性のチェンオイルを、新たに探さなくてはならなくなりました。
こちらもおすすめ>>これだけはそろえたい チェンソーを使う時に必要なアイテム10選
コメント
私も薪作りでチエンソーよく使います
チエンオイルはマイカーのエンジンオイル交換時にでた
廃油をもう10年以上使ってます チエンソウーの取説に
エンジンオイルを代用してもよいと書いてありました。
自宅の水源が井戸ですので、生分解性のオイルを使っています。
毎年約20リットル排出する廃油は、廃油ストーブの貴重な燃料(笑)として、現場仕事の時に役立っています。