諏訪地域では、申年と寅年に、
御柱祭
が行われます。
コロナウィルスの影響で、諏訪大社の御柱祭は縮小した形で行われましたが、この年には
1年中!
御柱が行われているんです。
ある日曜日にも、地区のお宮の御柱の建て替えがありました。
けっこう大きな御柱でした
今回建て替えられた御柱は、
津島神社とその周辺の神様
の御柱でした。
まずは、お神酒と塩でお清め。
そのあと、7年前に建てられた御柱を人力で引っこ抜き、
御柱やすめ
させます。
長さは、いちばん長いもので5メートル。
直径は30cm。
けっこう大きかったです。
サワラの木を伐採
だいぶ前から、役員の皆様が見立てをして、御柱となるサワラの木が決められていました。
役員の皆様がヨキ入れ(斧を入れる)の神事。
よいさっ、よいさっ、よいさっ
と、合いの手が入ります。
神事が終った後、チェンソーで伐倒。
緊張するな~。
伐採の後、しきたりに従っておまじない。
枝を切り株に差し込みます。
かんむり落としの後、たて御柱を建立
御柱の先端を三角錐に切る、
かんむり落とし
も、神事はヨキを入れ、その後チェンソーで切り取ります。
大工さんの役員がヨキで仕上げ。
御柱を建てるため、先端の方にロープをかけます。
七五三巻き
と言って、7回巻き付け、5回ひねり、後ろ側で3回ひねる。
頭もこんがらがって来そうです。
こうすると、建てた後に、下から簡単にほどくことができるんですね。
午前中で、無事に4本の御柱が建立されました。
午後は、もっと小さなお宮の建て替えです。
どの御柱も、配置はすべて諏訪大社と同じになります。
誰も言われも知らない、小さな祠(ほこら)
午後は、神社ではなく、小さな祠(ほこら)の御柱の建て替えです。
たくさんありますので、班に分かれての作業。
この石のほこら、わたしの家のすぐ近くにあって、
バラヤミの神
と呼ばれる場所です。
18年住んでいますが、初めて知りました。
村の古老に聞いても、名前のいわれも、祠のいわれも、まったくわからない、神様です。
私の家も山の中なんですが、ここはもっと山の中。
我が家の神様と勝手に決めさせていただき、今後はちゃんとお参りさせていただきます。
今回の御柱はこれで終わりとなりましたが、
まだまだ終わりではありません(笑)
秋まで、続くのです。
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