山の中を歩いていると、いろいろな松ぼっくりに遭遇します。
童心に帰って、おもわず拾っちゃうんです。
リースづくりとか、クリスマスの飾りにもなります。
ごくありふれたものから珍しいものまで、拾ってきた松ぼっくりの種類を紹介したいと思います。
キングオブ松ぼっくり ドイツトウヒ
ドイツトウヒの松ぼっくりは、松ぼっくりの中でも一番大きいです。
10センチから20センチのものまであります。
台風の後などに、けっこう落ちています。木自体が倒れている被害もあります。
仕事で、こういった倒木を片付けることが結構ありますので、松ぼっくりも手に入ります。大木にならないと、松ぼっくりはつきませんね。
どんな松ぼっくりも、乾いてくると開いてきて、中から種が落ちてきます。
チョウセンゴヨウ
こちらも、大型の松ぼっくりがなる樹木で、この松ぼっくりの中の種子は
松の実
として、食用にされています。
ですので、落ちている実は、リスなどにすぐに食べられてしまいます。
チョウセンゴヨウ自体、自生している木ではありませんので、なかなか拾うことができないレアな松ぼっくりですね。大きさは10センチから15センチくらいです。
落ちてすぐには、松脂だらけでべとべとしていますが、乾くと大丈夫です。
アカマツ
いわゆる松ぼっくりといえば、この赤松の松ぼっくりを想像する人も多いと思います。
ごくありふれた松ぼっくりで、大人でこれを喜んで拾う人はあまりいないかもしれません。
私くらいですかね。
ひろったからと言って、使い道はありません。大きさは5センチから6センチくらいです。薪ストーブの着火剤、焚き付けにはなりますね。
カラマツ
信州には、かなり大量のカラマツが植林されています。
戦後、営林署から各集落に植林の割り当てが配布されて、地域の人々の
出払い
によって植えられたと、村の古老から聞きました。国の政策だったのです。
ですので、当たり前にありすぎて、だれも見向きもしませんが、よく見ると、バラの花のようでかわいいです。2センチから大きなものは5センチくらいのものもあります。
スギ
スギは、この辺りにはあんまり植林されていないです。
むしろ、東京とかの方が多いと思います。ですので、そのあたりの人には、あんまりめずらしくはないでしょう。
八ヶ岳周辺には少ないので拾ってみました。
松ぼっくりは2センチから3センチくらいで、かわいいです。リースづくりなんかにも使ってみたいですね。
コメツガ
コメツガは、標高が1500メートルあたりから、森林限界にかけて生えている樹木で、この木にはマツタケも生えることで有名です。
ツガマツタケ
といって、巨大なマツタケができるんです。品種的には、普通のマツタケと一緒です。
ただ、松ぼっくりはかわいくて、2センチから3センチくらいです。
モミ
モミ(ウラジロモミ)も、ドイツトウヒと同じモミの仲間で、松ぼっくりが上向きについているのでわかりやすいです。
松ぼっくり自体は黒または青っぽくて、ヤニでべとべとしていますので、あんまり拾ってきません。8センチくらいの大きさです。
松ぼっくり自体も壊れやすく、DIYの素材として使うことは少ないです。
まだ、若いので松ぼっくりはつかないですね。
サワラ
サワラやヒノキの松ぼっくりは、非常にちいさいので、松ぼっくりという感じはあまりしません。
直径5ミリくらいです。
しかし、発芽率は良くて、放っておくと、全部がサワラの林になってしまうんじゃないかと思うほど、たくさん芽吹いてきます。
ハンノキ
湿地帯によく生えているハンノキは、広葉樹で松の仲間ではありません。松ぼっくりとは言えないですね。
ハンボックリ
と呼んでいます。花穂と実が一緒についていますね。
まとめ
いろいろな松ぼっくりを紹介しましたが、松ぼっくりとは、種ですので、中から種子を取り出して栽培すれば、木を育てていくこともできます。
私はシラビソ、八ヶ岳トウヒなどでやってみましたが、八ヶ岳トウヒは芽吹いてこなかったです。
また、拾ってきてチャレンジしてみたいです。
条件が良ければ発芽してきますので、あなたも育ててみてはいかがでしょうか。
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